ワキガ

薬を使った多汗症治療とは

薬を服用することで、多汗症の症状を抑えることもできます。これは、特に精神的な多汗症に効果がある治療法です。


精神的な多汗症の原因として、"不安"があります。ワキガや普通の多汗症の人もそうなんですが、特に精神的多汗症の場合、その原因がわからないことが多いので、"なぜ自分が汗をかいてしまうのかがわからない"ことが"不安"になります。


しかも、自分が大量に汗をかいてしまうことを自覚しているので、緊張する場面に出くわすと、"また汗をかいてしまう・・・"と"不安"になってしまいます。


この"不安"を取り除くために、薬が使われます。具体的には、精神安定剤なら"マイナートランキライザー"など、自律神経中枢調整剤なら"ベレルガル"など、中枢性の睡眠剤なら"バルビタール"などが使われています。



また、直接汗が出る仕組みをブロックしてしまう薬も使われます。


私たちの頭の中で"汗を出せ"と指示を出しているのは"交感神経"なんですが、この交感神経がつながるとき、"アセチルコリン"という化学物質が使われています。つまり、この"アセチルコリン"を出さなければ、交感神経がつながらず、"汗を出せ"という指示も手やワキの下まで伝わらない、というわけです。


そして、このアセチルコリンを抑えるためには、"抗コリン剤"という薬が使われます。具体的には、硫酸アトロピン・ロートエキス・臭化プロパンザインなどです。これらの薬を飲めば、直接"汗をかく"のを抑えられるわけです。


薬に頼りすぎるのはよくありませんが、それでも精神的な多汗症の治療として薬は非常に有効です。飲めばすぐに効果が出てきますし、なにより"汗をかかなかった"という"自信"につながります。


"自信"がついてくると、自分で"不安"を抑え、汗が出るのを抑えられるようになります。薬に頼らなくてもよくなってくるんです。しかも、それがまた"自信"へとつながるという好循環になっていきやすいんです。


このような効果があるので、精神的な多汗症を治療するときには、薬は非常に効果的です。"いますぐ汗を抑えたい!"という人は、とりあえず薬から入るのもいいと思いますよ。